学術論文

基本情報

氏名 宜名眞 勇
氏名(カナ) ギナマ イサム
氏名(英語) Isamu GINAMA

著書,学術論文等の名称

日本経済における生産平準化とイノベーション計算

単著・共著の別

単著

発行又は発表の年月

1994/05

発行予定

 

発行所,発表雑誌等又は発表学会等の名称

東亜経済研究

巻・号

第54巻第1・2号

掲載ページ

25~40

概要

在庫投資に関する生産平準化仮説を諸文献におけるように無条件分散の概念によって行うならば、需要の確率的シフトに対する在庫のbuffer機能と景気変動に対する在庫投資の安定化作用の存在が見逃される可能性が指摘されうる。本稿は、日本の鉱工業生産指数を用いて、イノベーション計算を行い、アメリカの非耐久財部門のデータによる検証を行った宜名眞(1993)の結果を再検証しようとする。生産量、販売量、および在庫投資の3変量によってVARモデルを構成し、衝撃反応関数と分散分解の時系列を推定して、短期的には生産量の変動が販売量に比べて小さくなり、やがてこの関係が逆転する傾向が見いだされる。この結果は、無条件分散による生産平準化仮説の検証において、諸文献で見いだされる「定型化」された結果がもたらされる可能性を示している。また、この手法において供給ショックの規模を需要ショックよりも大きくする場合、文献で指摘されるように生産の反平準化が見いだされることも示されている。