学術論文

基本情報

氏名 岡田 斎
氏名(カナ) オカダ ヒトシ
氏名(英語) Okada Hitoshi

著書,学術論文等の名称

事業継続計画/マネジメント(BCP/BCM)の情報開示とその経営課題化の現状

単著・共著の別

共著

発行又は発表の年月

2016/03

発行予定

 

発行所,発表雑誌等又は発表学会等の名称

広島経済大学経済研究論集

巻・号

第38巻第4号

掲載ページ

13-25

概要

本稿では、東日本大震災を契機にBCP/BCMに対する関心が高まってきた背景のもと、大震災前後のBCP/BCMの情報開示の状況と変化を分析することを目的とした。まず、サステナビリティ報告書におけるBCP/BCMの開示は、東日本大震災以前から増加傾向がみられ、大震災以降はサステナビリティ報告書を発行する70%を超える企業がBCP/BCM情報を開示していた。一方、有価証券報告書では、東日本大震災増加したが、2014年度には減少に転じ、BCP/BCMに対する重要性の認識が企業間で異なっていることを示していた。次に、サステナビリティ報告書と有価証券報告書におけるBCP/BCMの開示の有無を比較した結果、有価証券報告書よりもサステナビリティ報告書を優先的にBCP/BCM情報開示を行っている企業が多いことが認められた。さらに、BCP/BCMの情報開示の内容分析結果によれば、経営トップは東日本大震災を契機にBCP/BCMについて積極的に言及するようになり、また、BCP/BCMの構築が経営課題として取り上げられるようになった。その後、BCP/BCMは経営課題として社内で定着するようになったことで、経営トップはBCP/BCMに関する言及の必要性を認めなくなったことが明らかになった。