学術論文

基本情報

氏名 岡田 斎
氏名(カナ) オカダ ヒトシ
氏名(英語) Okada Hitoshi

著書,学術論文等の名称

事業継続マネジメントシステム(BCMS)の本質と導入促進要因

単著・共著の別

共著

発行又は発表の年月

2015/03

発行予定

 

発行所,発表雑誌等又は発表学会等の名称

広島経済大学経済研究論集

巻・号

第37巻第4号

掲載ページ

17-30

概要

著者らは、将来発生が予想される巨大災害に備えた国のBCMS導入目標が達成されていない現状を鑑みて、日本企業が取り組むべき効果的なBCMSの導入マネジメントを明らかにする研究を進めている。BCMSを普及させるためには,その本質を理解したうえで,導入にあたっての阻害要因を究明し,その改善に取り組む必要がある。
そこで、BCMSのマネジメント技術としての本質を、リスクマネジメントとCSRの観点から理論的に考察し,BCMSの導入企業に対して聞き取り調査を行い,BCMSを導入する場合の鍵となる促進要因を究明した。
その結果、BCMSの本質は、リスクマネジメントやCSRの両方の側面にわたる複合的なマネジメント実践であり、BCMSの導入には経営者が重要な役割を担うことを明らかにした。すなわち、経営者が、BCMSの本質を理解し、企業が担っている社会的な役割や責任、すなわちCSRの理解を深めることである。
一方、BCMSの普及には社会が果たす役割も重要である。BCMSの普及が社会の喫緊の課題であること、CSRの一環としてBCMSの普及を社会全体が要望していることを、社会が強く発信することも欠かすことができないであろう。
本稿では、BCMS導入済企業への聞き取り調査を行ったが、今後はBCMSを導入していない企業への聞き取り調査や大規模質問票調査を実施する予定である。これらの研究を通じて効果的なBCMSの導入マネジメントを明らかにし、将来発生が予想される巨大災害に備えた国のBCMS導入目標の達成の一助にしたい。