その他(その他)

基本情報

氏名 長谷川 泰志
氏名(カナ) ハセガワ ヤスシ
氏名(英語) Hasegawa Yasushi

著書,学術論文等の名称

資料翻刻 自汗集(『信長記』巻十五之下所収)

単著・共著の別

単著

発行又は発表の年月

1996/12

発行予定

 

発行所,発表雑誌等又は発表学会等の名称

広島経済大学研究論集

巻・号

第19巻第3号

掲載ページ

67~89

概要

小瀬甫庵の『信長記』『太閤記』が、それぞれ、信長、秀吉一代の事蹟を記すに独自の儒教史観をもってなされたことは両書の大きな特徴となっている。そして、その最も顕著なかたちが『太閤記』における「八物語」(巻20、21所収)であり、『信長記』における「自汗集」(巻十五之下所収)であった。この自汗集は、古活字版信長記には収録されず、寛永元年の跋文を有する整版本に初めて収められる。以降、同21年版、寛文2年版に引き続き付されていく。このうち、横井久左衛門の板行にかかる寛永21年版は、甫庵の出版書物に初めて書肆名が明記されたもので、信長記中唯一漢字平仮名交じり、目録の整備、振り仮名の大幅増補など、読者を念頭に置いた書肆の営為がうかがえるものである。本稿では、以上の問題提起を行い、加えて、甫庵の儒教史観と執筆態度の変遷を辿る前提として横井板行本『信長記』所収「自汗集」の翻刻を行った。