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Basic information

Name Isamu GINAMA

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日米経済関係の動学的分析

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1994-07

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山口経済学雑誌

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第41巻第5・6号

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337~374

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Sims(1980)によって提示され、その後広く使われるようになったイノベーション計算の手法によってBurbidge and Harrison(1985)はカナダ経済とアメリカ経済の相互依存関係を検証し、金融・物価および鉱工業生産における前者の後者への依存性を検証した。Selover(1993)は、同様の方法により日本の米国経済への依存性を数量的に示した。本稿は彼らがモデルに含めなかった日米の貿易収支と財政収支を通した相互依存関係の検証を試み、VARモデルによる分析により一方的な依存関係ではなく、相互依存という関係を導いた。ただし、用いられた諸変数間には様々な個数と組み合わせを変えて検証しても共和分関係が検出されず、日米経済は他の国々を排した形で一定の長期均衡状態を持つほどには緊密な結びつきを有してはいない、という結果が得られた。