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Basic information

Name Isamu GINAMA

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在庫変動の分析

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2011-04

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広島大学経済学研究

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第28集

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23~58

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山内一央と共著:1980年代初め以来の実証的諸研究によって、G7諸国では生産の反平準化現象が観察される一方で、Fukuda and Teruyama(1988)では途上諸国における生産平準化現象が報告されている。本稿は、日本の都道府県という地域データを対象にした検証を行い、高い都市機能を持つ諸都市が位置する地域とそれ以外の地域という分類が、生産平準化現象に同様の違いをもたらすか否かということを主なテーマとした検証の一例である。無条件分散による地域のGDPと販売量の分散比を計測した結果、25の地域で生産平準化、22の地域で反平準化という結果が得られたが、この分類が上記のような先進地域とそれ以外の地域という分類と緊密に対応しているとはいえなかったため、国レベルの命題をそのまま地域で見いだすことはできなかった。分散比が1.1を超え、比較的に高かった地域は、北海道・宮城・福島・千葉・富山・岐阜・熊本・鹿児島であり、0.8より小さかったという意味で比較的に分散比が小さかった地域は、栃木・新潟・山梨・長野・大阪・愛媛・大分であった。尚、福井県ではでは、トレンド付きのADF検定で定常性が存在したため、分散比のbootstrap信頼区間を推定したが、平準化・反平準化のいずれとも判定できない結果となった。