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Basic information

Name Isamu GINAMA

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在庫投資理論のARCHモデルによる検証

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1994-11

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山口経済学雑誌

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第42巻第3・4号

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51~76

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予期しない需要変化に直面する企業が一時的に在庫ストックをbufferとして用いて生産を平準化するとしても、適正在庫水準が予想販売量に比例するならば、在庫ストックを新しい適正水準へと調整する企業の行動によって生産量の変動は販売量のそれを上回るであろう(ストックアウトの回避(Kahn(1987))。その場合変化する生産量の一部は新しい需要水準を満たすために使われ、残りは在庫ストックを新たな均衡水準に調整するために用いられるであろう。そこには、生産平準化行動を従来の無条件分散による検証では把握しきれない可能性が存在する。本稿は、伝統的な定式化による在庫投資関数と2次の自己回帰型の販売量関数を2変量GARCHモデルによって計測し、在庫のbuffer機能と短期的な生産平準化機能の統計的検証を行い、短期における生産平準化とそれに続く期間における反平準化が交替的に生じることを数量的に導いている。