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Basic information

Name Okada Hitoshi

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日本企業における事業継続計画/マネジメント(BCP/BCM)の情報開示

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2013-04

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一般財団法人 産業経理協会 『産業経理』

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Vol.73、No.1 2013

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17~30

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本論文では、東日本大震災を契機に会計研究領域においてもBCP/BCMに対する関心が高まってきた背景のもと、大震災前後のBCP/BCMの情報開示の状況と変化を分析することを目的に、企業が発行するサステナビリティ報告書および有価証券報告書をもとにBCP/BCM情報の内容、業種間の相違などを明らかにすることを試みた。その結果、大震災を契機に企業のBCP/BCMへの認識が高くなり、特に経営トップがBCP/BCMを強く認識するようになったことが明らかになった。また、多くの企業がこのような大震災と原発問題はBCP/BCMの想定外の災害であり、BCP/BCMを経営課題と認識しBCM/BCMの見直しに言及していたことが明らかとなった。次に、サステナビリティ報告書と有価証券報告書におけるBCP/BCMの開示の有無を比較した結果、有価証券報告書よりもサステナビリティ報告書を優先的にBCP/BCM情報開示を行っている企業が多く、また、開示情報量も多いことが認められた。さらに、製造業と非製造業、および業界ごとのBCP/BCMに関する情報開示の相違を調査した結果、業界ごとにBCP/BCMの情報開示には相違があること、また同じ業界の企業でも企業ごとにBCP/BCMに関する情報開示には相違があることを明らかにした。