-

Basic information

Name Okada Hitoshi

-

日本における事業継続計画(BCP)の普及プロセス

-

-

-

2013-03

-

 

-

『広島経済大学研究論集』、広島経済大学経済学会

-

第35巻第4号

-

25~35

-

東日本大震災やタイの洪水では、被害を受けた企業を含むサプライチェーンの分断により事業の継続が中断、あるいは困難になったことが社会的にも大きな問題となった。企業が地震などの災害を如何に少なくするか、すなわち減災への取り組みが社会の喫緊のニーズとして顕在化し、その取り組みの一つとして事業継続計画(BCP)が期待されている。しかし、わが国ではBCPの普及が進んでいるとは言い難い。企業における効果的なBCPの構築には、資金、人材など多くの経営資源を投入する必要があり、この推進には高度の経営判断が求められるという課題も指摘できる。本論文では、企業が発行するサステナビリティ報告書におけるBCPの記述をもとに、東日本大震災前後における企業のBCPへの認識の変化及びを調査分析した。その結果、大震災を契機に企業のBCPへの認識が高くなり、特に経営トップがBCPを強く認識するようになったことが明らかになった。また、日本におけるBCPの認識と普及の推移を、イシュー・ライフサイクルモデルを適用し考察を加えた。